CLT

CLT床パネル構造

松尾建設本店ビルの新築工事は、一般財団法人日本建設センターにて下記の評定を取得しました。
座屈拘束ブレース、および床にCLTを用いた地上6階建ての鉄骨造建築物において座屈拘束ブレースの設計法が適切であること、また、CLT床の「面内せん断剛性」「耐力」および、CLT床と鉄骨造の梁との「接合部の等価せん断剛性」「耐力」の評価が適切であることについて評定を取得しました。

松尾建設本店ビルでは、CLTに2時間の耐火被覆を使用しております。
下の図は、耐火被覆の構造を表したものになります。

 

元福岡大学 教授 稲田達夫先生にご指導いただきました。

CLTスタッド工法

松尾建設本店ビルに使用しているCLTは、鉄骨造に組み合わせて使用する初めての建物です。そのため、CLTと鉄骨を「いかにしてつなぐのか」という点が課題でした。
鉄骨にCLTパネルを配置する作業で、あらかじめ溶接した多数のスタッドを貫通孔にそれぞれ挿入させ、CLTパネルを鉄骨の上に載せる作業は非常に困難です。
今回、スタッドを後打ちする「松尾スタッド工法」を考案し、特許を申請中です。

「松尾スタッド工法」は仮置きしたCLTにスタッドを差し込み、セラミック製のフェルールをはめ込んだ後にアークスタッド溶接をします。
余分なスタッドを切り取った後に溶接材を注入し、平らに均します。

 

 

※特許出願中
元福岡大学 教授 稲田達夫先生にご指導いただきました。