PC工法

PC工法とは

PC工法とは、工場で製作した鉄筋コンクリート部材を現場で組み立てる工法です。

PC工法のメリット

品 質:厳格な品質管理体制のもとで製作するので高品質、超耐久(寿命200年)
工 程:天候に左右されずPC組立期間も短いため工期を短縮できる
自由度:プレストレスを導入することで柱の間隔が広くできる(大空間が可能)
特 性:一般のコンクリートの欠点であるひび割れがほとんど発生しない
コスト:型枠工・鉄筋工等の労務費の高騰に左右されにくい
環 境:工事中の騒音・粉塵が少なく、周辺環境への影響が少ない

自由度を確保する事例

一般的な病院の柱のグリッド6×6m→PC案の柱グリッド 12×9m

多くの病院の計画では、建築の柱の間隔を6m程度で計画します。これは病室4床室の大きさが基本となっていることと、一般的な鉄筋コンクリート造の建物は10mを超える柱間隔を持たせることが構造上困難な為です。本計画では高強度であるPC工法の採用により柱の間隔を12mで計画。計画の制約条件である柱が少なく、大規模な改修においても高い自由度を確保します。

PC+免震工法

建物の強度を増して地震に耐える耐震工法に対して、地震による振動エネルギー(揺れ)を直接建物に伝えないよう考えられたのが免震工法です。

  1. 免震装置を建物基礎部分に設けることにより地震の揺れを大幅に低減します。
  2. 地震の際、荷崩れ、内部家具等の転倒・落下を防ぎ人命を守ります。
  3. 免震工法を採用することにより、上部構造の柱・梁の断面を1~2割小さくでき、スリム化によるコスト縮減をする事が可能です。

翠興産

松尾建設は100%出資のPC工場をグループ会社に有しており、PCの設計から製造、現場施工に至るまで一貫して取り組むことが可能です。

会 社 名:翠興産株式会社
工 程:佐賀県伊万里市黒川町塩屋5番地33
設 立:平成11年12月14日 (平成2年創業)
敷地面積:66,000m2(約20,000坪)
生産能力:25,000m3/年

翠興産の製品納入実績


左:博多駅
右:天六タワー(超高層マンション)