中長期修繕計画

いつも「よりよい未来」のための新しい提案を

10年、20年、30年、更に築100年先のことまで考えています。

ファシリティマネジメント※では建物をリフレッシュして終る、そんな短期的なものだけではありません。
その建物の10年後、20年後、30年後、100年後に向けて、さらにどのようなファシリティマネジメントを行っていくかが大切です。

リニューアルにかかるその時だけのコストではなく、それ以後の維持費・管理費をも視野に入れたコストパフォーマンスを追及するのが私たちの基本姿勢。建築物に関するコストをトータルにコントロールし、長期的なコストを削減することを目指すことで、リニューアルにかかる初期投資と、その初期投資をどう回収していくかという経営的な側面を強化していきます。

※ファシリティマネジメントとは「施設とその環境を総合的に企画、管理、活用する活動」

ライフサイクルコスト費目別・年度別グラフ

保全費・運用費は一定ですが、修繕・更新費は年度によって上下が激しく、資金面での運用計画が重要なことがわかります。

 

ライフサイクルコスト費目別グラフ

建築費(イニシャルコスト)に比べて運用費・保全費・修繕更新費(ランニングコスト)が約3倍になっています。建物の種類によっては5倍になることもあります。

 

中長期修繕計画とは

ライフサイクルコストの中の修繕・更新費についての建物の部位や部材、機器別に「いつ」「どんな」修繕・更新が必要なのか、どんな費用が発生するかを予測します。

 

  • 建物竣工後5年毎に部分的な修繕工事が発生します。
  • 30年目頃には建物全体の大規模修繕が必要です。

予防保全のメリット

故障や問題が発生したときに場当たり的に行う修繕を事後保全、前もって計画を立て、問題が発生する前に修繕・更新を行っていくことを予防保全と言います。ある事例では事後保全と比較して予防保全を行ったほうが15%のコスト削減ができたという報告があります。