東九州道(志布志~大崎)大崎IC外舗装工事

現場レポート

 

  東九州自動車道の一部を構成する鹿児島県志布志市の志布志ICから鹿児島県鹿屋市の鹿屋串良JCTを結ぶ延長約19.2kmの自動車専用道路で、当現場はちょうどその中間に位置する大崎ICの新設の舗装工事です。本線及びランプ部を含むと施工延長は約1.5kmあり、今回の東九州道において約30件ある舗装工事の中では1番の大規模工事となっています。
  施工箇所は、鹿児島県曽於郡大崎町で大隅半島に位置しています。畜産業や農業が盛んで、登下校中の子どもたちが見知らぬ私たちにも大きな声で挨拶してくれるような少しのどかな町です。地域住民の方々も東九州道の開通には興味津々で、いつ通れるの?とか気軽に話しかけてくださり、とても仕事しやすい環境です。
  一方で、昨年7月の豪雨により東九州道全線に渡って法面崩壊等の災害が発生しました。当現場でも工事着手前に本線の法面が崩れ、本施工の着手が災害復旧という複雑な心境で工事を始めたのを思い出します。
  また、今回初めて南九州特有のシラスを使用しましたが、シラスは水捌けは良いのですが、水に弱いという不思議な特性があり、大雨が降っては流されたり、崩れたりと非常に扱いにくく苦労しています。
  大崎町に来て約1年が経ち、もうすぐ工事が終わってしまうのかと少し寂しい気持ちもありますが、今まで以上に気を引締め、今夏の開通に向け社員及び協力業者一丸となり無事故・無災害で竣工できるように頑張ります。
  最後に、皆さんも今夏の開通後に鹿児島県の大隅半島に行かれる際には是非通行してみて下さい。

 

工事概要

工事名 東九州道(志布志~大崎)大崎IC外舗装工事
工事場所 鹿児島県曽於郡大崎町井俣地先
発注者 九州地方整備局様
工期 2020/5/21~2021/5/31
工事概要

道路土工1式、地盤改良工1式、法面工1式、舗装工1式、

排水構造物工1式、縁石工1式、踏掛版工1式、

防護柵工1式、道路付属施設工1式、構造物撤去工1式