試験器具IRI

松尾建設では従来の 路面の 平坦性試験に加えて、 路面と道路利用者である運転者や乗客の乗り心地を関連づけた国際ラフネス指数(International Roughness Index, IRI)が 測定できるマルチロード・プロファイラ(MRP-2000)を導入し、快適な舗装路面を追求しています。
IRIは路面の凹凸の程度を示すラフネス(乗り心地を評価する指標)であり標準速度走行させたときに、 車両が受ける上下方向の運動変位 の累積値を走行距離で除して示されます。

  1. 計測ユニット
    2個のレーザー変位計と慣性センサによる逐次2点法の計測原理でトゥループロファイルを出力するもの
  2. パネルPC
  3. 距離計ユニット
  4. 3m台車

測定方法

  1. 測定位置:
    舗装の表層の厚さ及び材質が同一である区間ごとに、車線において、車線の中心線から1メートル離れた地点を結ぶ、中心線に平行する2本の線のいずれか一方の線上で測定する。
  2. 走行速度:
    測定速度は、最大6km/hとするIRI同時計測時は最大2.5km/h
  3. 測定仕様:
    (1)測定間隔:約0.3mm(2)高さ分解能力:0.05mm
  4. 測定時の記録:
    測定の際、白線、マンホール、ジョイント、段差などがある場合は、それに対応するマークボタンを押すと、その位置情報が記憶される。