路上路盤再生工法

路上再生路盤工法は、 既設の老朽化したアスフアルト舗装を現位置で破砕し、 同時にセメントやアスフアルト乳剤の安定材と既設路盤を混合し、 締固めて 新たな安定処理路盤を築造する工法です。この工法には、 安定材としてセメントを用いた路上再生セメント安定処理、 セメントおよび石油アスフアルト 乳剤を用いた路上再生セメント・アスフアルト乳剤安定処理があります。 良質 な品質を確保するためは、均ーで正確な混合が必要とされ、優れた能力を持っ た混合機械(スタビライザ)が必要となります。

特徴

  1. 既設の舗装をそのまま有効利用でき、全断面打換え工法と比較して舗装発生材が少ないリデュースに対応した工法です。
  2. 全断面打換え工法と比較して施工速度が速く、工期短縮が図れます。
  3. 全断面打換え工法と比較してコスト縮減が図れます。

用途

  1. 既設アスフアルト舗装が破損し、路盤の構造強化が必要な箇所。
  2. 従来の砂利道に表唇を設ける場合などの路盤の補強が要求される箇所。
  3. エ場構内の道路、駐車場、作業ヤードなどの補修あるいは補強が要求される箇所。
  4. 路上再生路盤と路床の間に下層路盤に相当する既設粒状路盤が10cm以上確保できる箇所。

当社所有のスタビライザWR200iの特徴

  1. 機動性の高い自動パワーコントロールシステム全輪駆動のためぬかるんだ地面にも対応。
    4点姿勢制御機構が常に機械高さを自動調整。
  2. 高い破砕混合性能
    ビットライン間隔20mmローターによる機械の高出力と高速性で、優れた破砕混合品質を確保。
  3. マイクロプロセッサ制御によるバインダー(アスファルト乳剤)の添加。
    マイクロプロセッサ制御による計量と散布システム。
  4. 作業性能
    混合幅 W=2,000mm
    混合深さ H=0mm〜H=500mm
    施工量 安定処理1,000平方メートル〜5,000平方メートル/日
    舗装版 t=0mm〜t=150mm

粘土の土壌でも容易に作業